足陽明胃経について知ろう
東洋医学の研究家
東洋医学の用語『足陽明胃經』について説明してください。
東洋医学を知りたい
足陽明胃經は、十二正経の1つで、鼻の外側縁内部に起こり、内眼角へと上昇し、体表の最初の経穴である、眼窩下縁に位置する承泣(ST1)を通過後、上歯肉へと下降し、口腔を循り、こめかみの生え際に位置する頭維(ST8)に到達する。頭維より体内に入り、神庭(GV24)で終わる。顔の支脈は大腸へとつながる。
東洋医学の研究家
承泣(ST1)は、足の陽明胃経の経穴の1つで、眼窩下縁に位置します。承泣は、目のかゆみ、充血、痛み、涙目などの症状を改善するのに有効です。
東洋医学を知りたい
なるほど、承泣(ST1)は、目の症状を改善するのに有効ななんですね。今度、目の症状が出たときに試してみます。
足陽明胃経とは
足陽明胃経とは、東洋医学の用語で、人体の十二の経絡の一つです。鼻の外側縁内部に起こり、内眼角へと上昇し、体表の最初の経穴である、眼窩下縁に位置する承泣(ST1)を通過後、上歯肉へと下降し、口腔を循り、こめかみの生え際に位置する頭維(ST8)に到達します。頭維より体内に入り、神庭(GV24)で終わります。顔の支脈は大迎、頬車、地倉、下関です。
足陽明胃経は、胃、脾、膵臓、小腸、大腸、肺、心臓、肝臓、胆嚢、腎臓、膀胱、子宮などの臓器と関連しています。また、顔面、頭部、頸部、胸部、腹部、背部、四肢などの部位にも分布しています。足陽明胃経のツボを刺激することで、これらの臓器や部位の機能を調整し、健康を維持・増進することができます。
足陽明胃経の経路
足陽明胃経の経路は、鼻の外側縁内部に起こり、内眼角へと上昇し、体表の最初の経穴である、眼窩下縁に位置する承泣(ST1)を通過後、上歯肉へと下降し、口腔を循り、こめかみの生え際に位置する頭維(ST8)に到達する。頭維より体内に入り、神庭(GV24)で終わる。顔の支脈は大腸に連絡する。
足陽明胃経は、胃、脾、膵臓などの消化器系の臓器と関連しており、消化器系の疾患や機能低下を改善する効果があるとされる。また、免疫系の機能を高める効果もあり、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する効果があるとされる。
足陽明胃経の経穴を刺激することで、胃腸の働きを促進したり、免疫力を高めたりすることができる。また、胃腸の不調や感染症の予防にも効果があるとされる。
足陽明胃経のツボ
– 足陽明胃経のツボ
足陽明胃経には、合計45のツボがあります。そのうち、主なツボをいくつかご紹介します。
– -承泣(ST1)-眼窩下縁に位置するツボで、目の疲れや痛みを緩和する効果があります。
– -頭維(ST8)-こめかみの生え際に位置するツボで、頭痛や歯痛を緩和する効果があります。
– -巨髎(ST4)-鼻の外側縁に位置するツボで、鼻づまりや副鼻腔炎を緩和する効果があります。
– -頬車(ST6)-頬骨の下に位置するツボで、顔のむくみやたるみ解消に効果があります。
– -下関(ST7)-顎の骨の下に位置するツボで、歯痛や顎の痛みを緩和する効果があります。
– -陽白(ST9)-眉頭の上方にあるツボで、目の疲れや頭痛を緩和する効果があります。
– -攢竹(ST3)-眉頭の内側にあるツボで、頭痛や鼻づまりを緩和する効果があります。
– -鱼腰(ST12)-鎖骨の下にあるツボで、胸痛や咳を緩和する効果があります。
– -建理(ST13)-鳩尾の下にあるツボで、胃痛や腹痛を緩和する効果があります。
– -梁門(ST21)-腰の両側に位置するツボで、腰痛や坐骨神経痛を緩和する効果があります。
これらのツボは、鍼灸治療やマッサージで刺激することで、様々な症状を緩和することができます。