東洋医学用語『經氣(けいき)』とは？

東洋医学用語『經氣(けいき)』とは？

氣(き)とは？

氣(き)とは、東洋医学において、身体の中を循環しているエネルギーのことです。氣は、生命活動の源であり、身体の健康を維持するために重要な役割を果たしています。氣は、経絡というエネルギーの通り道を通って身体をめぐり、臓腑や器官に栄養とエネルギーを供給しています。また、氣は、身体の免疫力を高め、外からの邪気を防ぐ役割も果たしています。

氣には、いくつかの種類があります。その中でも、最も重要な氣が「宗氣」です。宗氣は、心臓から発生する氣で、身体全体に巡り、生命活動を維持しています。宗氣が不足すると、身体が弱り、病気になりやすくなります。

氣は、身体の健康を維持するためには必要不可欠なものです。氣を補うためには、規則正しい生活を送ることが大切です。十分な睡眠をとったり、バランスのとれた食事をしたり、適度な運動をしたりすることが、氣を補うことにつながります。また、鍼灸や漢方薬なども、氣を補う効果があります。

氣の性質と働き

東洋医学の用語である「經氣」は、経絡を通して流れる気のことを指します。経脈気と同義語になります。気は、生命活動を維持するために必要なエネルギーであり、宇宙に満ちていると考えられています。経氣は、人間の体内に取り入れられ、経絡を通り、全身に巡っていきます。経氣は、臓腑の機能を調整し、血行を促進し、免疫力を高めるなどの働きをします。また、経氣は、精神状態にも影響を与え、リラックスしたり、集中力を高めたりする効果があるとされています。

經氣の役割

-經氣の役割-
経絡は、人体の表面にある12本の経線のことです。経絡には、氣が流れており、これが経絡気と呼ばれます。経絡気は、人体の機能を維持するために重要な役割を果たしています。

経絡気は、身体中に酸素や栄養を運搬します。また、身体から老廃物を排出し、免疫力を高める働きもあります。さらに、経絡気は、身体のバランスを整え、心身をリラックスさせる効果もあります。

経絡気の経路は、経絡によって異なりますが、基本的には末端から体幹に向かって流れています。経絡気は、経穴と呼ばれる特定のポイントを通過して流れます。経穴は、経絡気の出入口であり、治療を行う際によく利用されます。

経絡気は、東洋医学において重要な概念です。経絡気を整えることで、様々な病気を治療することができます。経絡気を整えるには、鍼灸、按摩、艾灸などの東洋医学的な治療法が効果的です。