東洋医学の用語『横指同身寸』について

東洋医学の用語『横指同身寸』について

東洋医学の研究家

東洋医学の用語『橫指同身寸』とは、人差し指、中指、薬指および小指の幅を3寸とした測定単位のことを言います。中指の近位の指節間のしわの高さの所でくっつけた、4本の指の幅を3寸とした測定単位です。

東洋医学を知りたい

横指同身寸は、人差し指、中指、薬指および小指の幅を使って測定する単位であることはわかりました。具体的に、どのように測定したらよいのでしょうか?

東洋医学の研究家

横指同身寸の測定は、まず、中指の近位の指節間のしわの高さのところで、人差し指、中指、薬指および小指の4本の指をくっつけます。そして、その4本の指の幅を3寸とします。1寸は、約3.03cmなので、横指同身寸は約9.09cmということになります。

東洋医学を知りたい

わかりました。横指同身寸は、約9.09cmで、中指の近位の指節間のしわの高さのところで、人差し指、中指、薬指および小指の4本の指をくっつけて測定する単位ですね。

横指同身寸の歴史

横指同身寸の歴史

横指同身寸の歴史

横指同身寸は、古代中国の医師である扁鵲が考案したとされています。扁鵲は、患者の体の大きさに合わせて鍼を刺す場所を決めるために、横指同身寸を用いたと言われています。

横指同身寸は、その後、中国の医学書である『黄帝内経』に記載され、中国の伝統医学である中医学の基礎的な測定単位となりました。中医学では、横指同身寸を用いて、患者の体の大きさや状態を診断し、鍼灸や漢方薬による治療を行います。

横指同身寸は、中国だけでなく、日本や韓国など、東アジアの国々でも用いられてきました。日本では、横指同身寸を用いて、鍼灸や按摩などの治療が行われています。

横指同身寸は、患者の体の大きさに合わせて治療を行うための、伝統的な測定単位です。現代医学では、センチメートルやメートルなどの国際単位系を用いて治療が行われることが多くなりましたが、横指同身寸は、今でも東洋医学の治療において重要な役割を果たしています。

横指同身寸の測り方

横指同身寸の測り方

横指同身寸の測り方

横指同身寸を測るには、まず中指の近位の指節間のしわの高さの所で4本の指(人差し指、中指、薬指および小指)をくっつけます。その際、親指は使用しません。くっつけた4本の指を尺とすることによって得られる長さを3寸とします。

例えば、中指の近位の指節間のしわの高さの所で4本の指をくっつけると、その長さが約7.5cmの場合、横指同身寸は約22.5cmとなります。

横指同身寸は、東洋医学において人体の寸法の基準として使用されています。例えば、ツボの位置は横指同身寸を基準として表示されることが多いため、横指同身寸を計測しておくと、ツボの位置を確認するのに役立ちます。

横指同身寸の活用法

横指同身寸の活用法

-横指同身寸の活用法-

横指同身寸は、東洋医学で用いられる測定単位であり、中指の近位の指節間のしわの高さの所でくっつけた、4本の指(人差し指、中指、薬指および小指)の幅を3寸としたものである。この測定単位は、経絡の測定や、ツボの位置の特定など、様々な用途で使用されている。

横指同身寸を活用した経絡の測定法は、経絡に沿って横指同身寸を移動させながら、経絡上のツボの位置を特定する方法である。この測定法は、ツボの位置を正確に特定することができ、経絡上のツボを刺激することで、経絡の働きを整え、様々な疾患の治療や予防に役立てることができる。

また、横指同身寸は、ツボの位置の特定にも使用されている。ツボの位置は、経絡に沿って、横指同身寸を移動させながら、ツボの反応を確かめることによって特定することができる。ツボの反応とは、ツボを刺激したときに、痛みや圧痛、熱感、冷感などの反応が出ることである。ツボの位置を正確に特定することで、ツボを刺激し、ツボの働きを整えることで、様々な疾患の治療や予防に役立てることができる。

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